「輝ける7つの海」は重要な曲
前回「クイーンII」について書きましたが、このアルバムのラストナンバーは「輝ける7つの海」です。
この曲はいろんな意味で、クイーンにとって重要な曲です。
まず、前回も書いたようにクイーン最初のヒット曲で、イギリスで第10位まで上がりました。
最初にヒットした曲が10位で、その次のアルバムからの曲が2位に入り、さらにその次でナンバーワンって、売れるバンドのサクセスストーリーです。
その最初の曲が「輝ける7つの海」でした。

この曲の原題は「Seven Seas Of Rhye」つまり「ライの7つの海」
Rhyeは、フレディー・マーキュリーが考えた場所の名前です。
このRhyeは、サード・アルバムの「谷間の百合」にも登場します。
「輝ける7つの海」はファースト・アルバムのラストナンバーでもあります。
同じ曲なのですが、テンポが少し遅くて、歌詞が入っていません。
未完成品をとりあえず予告編として入れました。
そして完全版が「クイーンII」の「輝ける7つの海」です。
曲の最後で、突然酔っ払いのコーラスみたいなのが入ります。
この曲はイギリスのトラディショナル「I do like to be beside the seaside」です。
サード・アルバムの冒頭、遊園地のSEの部分で入る口笛が同じ曲を吹いています。
当時のクイーンはアルバムが少しずつつながりを持っていました。
シングルのB面は「シー・ホワット・ア・フール・アイヴ・ビーン」で、ブルース調の曲ですがアルバムには未収録でした。
1991年のハリウッドレコードのクイーンIIのボーナストラックとしてCDではリリースされました。
その他にもシングルボックスでは、入手可能でした。
初期のライブでは聞くことができます。
本日の一曲
もちろん「輝ける7つの海」
イントロも印象的ですし、途中のギターソロのフレーズもしびれますが、そのギターソロの最後でブレイクする部分がとっても気持ちいいのです。
しばらくはライブから外れていましたが、マジックツアーではライブ演奏もされており、ライブ盤でも聞くことができます。
また、ベスト盤にも収録されています。
今回はもちろんオリジナルを紹介します。
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