プログレはこの時期どうだった?
プログレッシブ・ロックはこの頃も健在です。
この頃というのは1975年と1976年頃です。
この頃の4大プログレバンドの活動を見てみます。
エマーソン・レイク・アンド・パーマー
レディース・アンド・ジェントルメン(ライブ音源:1974年)
ELP四部作(1977年)
キング・クリムゾン
レッド(1974年)
USA(ライブ音源:1975年)
ディシプリン(1981年)
イエス
リレーヤー(1974年)
究極(1977年)
ピンク・フロイド
炎~あなたがここにいてほしい(1975年)
アニマルズ(1977年)
これら4大プログレバンドの1975年と1976年の活動といえば、
クリムゾンが場繋ぎのライブ音源を発売した以外は、フロイドの炎だけです。
ついでに5大プログレバンドと言われることのある2つのバンドを見てみると
ムーディー・ブルース
セヴンス・ソジャーン(1972年)
オクターヴ(1978年)
ジェネシス(ピーター・ガブリエル版)
眩惑のブロードウェイ(1974年)
1975年にピーター・ガブリエルが脱退
その他にもジェスロ・タル、ルネサンス、キャメル、カーヴド・エアなど、この頃も活躍していました。
大ヒットがあったかと言えば、そうでもありません。
1975年と1976年はプログレにとっては、ピンク・フロイド以外は活動が活発ではなかった感じです。

本日の一曲
ピンク・フロイドの「あなたがここにいてほしい」
原題が「Wish You Were Here」
アルバムの内容はスケールの大きいShine On You Crazy Diamond (Parts I–V)とShine On You Crazy Diamond (Parts VI–IX)の間に「ようこそマシーンへ」と「葉巻はいかが」と「あなたがここにいてほしい」が挟まります。
2つのシャインオンはそれぞれ13分半、12分半の大作で、つなげると26分にもなります。
間の作品は商品のようにも見えますが、それぞれ7分半、5分強、5分半のそれなりに長い曲です。
さすがプログレ。
そして、中でもアルバムタイトル曲はとっても印象的です。
炎-あなたがここにいてほしい