この頃最も人気があった洋楽はカーペンターズ
外国から来た流行の音楽を「洋楽」あるいは「ポップス」と呼ばれていました。
ほとんどは英米ですが、フレンチポップスなどもありました。
ロックもポップスの範疇に入っていました。
今のJ-POPと似ていますが、基本的にはカタカナ表記でした。
その中で最も人気があったのがカーペンターズです。
カーペンターズと言えば「イエスタデイ・ワンス・モア」が有名ですが、この曲は1973年に発表された曲です。
1975年には「プリーズ・ミスター・ポストマン」「オンリー・イエスタデイ」「ソリテアー」の3曲がヒットしています。
歌の巧さと、聞きやすさがあり、育ちの良さそうな雰囲気や、カレンという語感のなども相まって、日本でも大人気でした。
オリビア・ニュートン・ジョンやリンダ・ロンシュタット、キャプテン&テニールなどもいました。
カーリー・サイモンやバーバラ・ストライサンド、キャロル・キング、ロバータ・フラックも健在でした。
しかし、カーペンターズの人気は頭ひとつ出ているような感じでした。

今日の一曲
カーペンターズの特徴として当時、比較的新しかった音楽であるロックへのアプローチが挙げられます。
カーペンターズのデビュー曲は「涙の乗車券」ですし「ヘルプ」もカバーしています。
そしてビートルズでも有名な「プリーズ・ミスター・ポストマン」を大ヒットさせました。
その他にもレオン・ラッセルやイーグルスの曲も取り上げています。
兄のリチャード・カーペンターはピアノを弾いていました。
一方、妹のカレン・カーペンターはドラムをたたいていました。
その影響かもしれませんが、ピアノと共にドラムスが強調される曲もありました。
その代表的な一曲が「オンリー・イエスタデイ」で、ドラムスの特徴的なリズムから始まります。
今日の一曲は「オンリー・イエスタデイ」です。
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