キッスのジーン・シモンズとポール・スタンレー
キッスのジーン・シモンズが先ごろ引退を表明しました。
そう言えば、2019年の紅白にゲスト出演した際に、ポール・スタンレーはやたら元気でしたが、ジーン・シモンズは首から上しか動いていないのが気になりました。
舌の出し方や、得意の日本語「ハクシュー、ハクシュー」にも精彩を欠いていました。
コスチュームやベース・ギターの重さを考えると無理もありません。
ジーンはポールより2歳年上で、70歳を過ぎています。
キッスはハードロックと認識されていますが、かなりポップなセンスの楽曲が多いですよね。
見た目通り、ライブ・パフォーマンスが話題でした。
3枚のオリジナルアルバム後、1975年にライブアルバムをリリースしました。
「Alive!」ですね。
この頃のメンバーはジーン・シモンズとポール・スタンレーの他にエース・フレーリーとピーター・クリスです。
メイクのイメージは、それぞれコウモリ、星、宇宙、猫!
このライブでわかったのは、キッスが見かけよりも聞きやすいということです。
「デュース」「ストラッター」「ホッター・ザン・ヘル」「ファイヤーハウス」「コールドジン」「ブラックダイヤモンド」そして「ロックンロール・オール・ナイト」などの楽曲です。
みんなで一緒に歌えるフレーズがたくさんあることがわかりました。
そして次のオリジナルアルバム「地獄の軍団」で完全にトップアーティストになりました。

本日の一曲
「地獄の軍団」には「デトロイト・ロック・シティ」「雷神」「ベス」「ドゥ・ユー・ラブ・ミー」と名曲揃いですが、ここでは「シャウト・イット・アウト・ラウド」です。
この曲はシングル・カットされました。
今では大っぴらに言うと問題になるかもしれない邦題でした。
ロボットサーチで引っかかったりすると嫌なので原題での表記とします。
1976年3月にシングル・カットされ、日本でも結構ヒットしたんですよね。
地獄の軍団の他にも「AliveII」などのライブアルバム、あるいは「Smashes, Thrashes & Hits」など多くのベストアルバムに収録されています。
地獄の軍団